薫衣草(ラベンダー)クラフトジン

ジン

産地    日本 群馬県高崎市歌川町
製造者   美峰酒類株式会社
度数    40度
価格    1700円程度(500ml)
ボタニカル ジュニパー、オレンジピール、ラベンダーなど八種類のボタニカル

概要

当ブログとしては三本目となる、イオンによる販売のクラフトジン。
そして今までのジン同様にソムリエ高野豊氏監修のジンでもあります。

このイオンが販売するジンには共通点があり、それは地域の素材をボタニカルとして活かした作りになっており、請け負った酒造さん達がそれぞれで地域性・個性を出しています。
〇〇な香りがするジン!という風に香りの個性という面で、それぞれが強烈に主張してきます。
逆にいうと、このシリーズ?はスタンダードなジンを目指してはいないので、親しみのある味わいかと言われると少し違って来ると思います。
普段ビーフィーターやタンカレーといったものを中心に飲まれる方が、愛飲するお酒をそれらに置き換えるかというと価格や入手性、味わいなどから難しいと感じます。

今回ご紹介する『ラベンダージン』はイオンのジンの中でも一際安く、桜尾ジンに近いコスパを誇ります。(といってもこちらは500mlですが)
数少ない低価格帯国産ジンの一つであり、地域のクラフトジンが目指している方向性が感じられる一本です。

製造者の美峰酒類株式会社はもともと『クラフトジン 歌川』というジンを製造していましたが、ボトルとコンセプトが同じ?と見受けられるこのジンとの関連性は分かりません。

評価

味わい   B+
香り    A
入手性   C
コスパ   A
個人的評価 
B+

味わいに関して、価格帯にしては雑味が少なく、ハーバルな苦味が主体のジン。
苦味が支配的で甘さを抑え込んでいる感じがし、味のまとまりはあります。

香りはこのジンの売りの一つであり、ラベンダーの気配が確実に感じられるアロマジンですね。
ラベンダーのハーブっぽさのその奥に甘味を想起させる香りが潜んでいます。
空いたグラスに精油を垂らしたような残り香が漂います。
複雑さは感じませんが、分かりやすくいい香りです。

入手性に関してですが継続販売しそうな雰囲気ではないので、今回限りじゃないでしょうか。
低価格で面白いジンなのですが、日常酒としてはクセが強いのでレギュラー販売されないような気がします。

コスパは良好で数少ない1000円台の国産ジンです。
一応500mlで、という制約はありますが試しで手に取りやすい価格であることは大事かなと思います。

個人的評価としてはB+としています。
最大の長所は価格。そして安かろう悪かろうではなく、香りの良さというわかりやすい武器を持っています。
ラベンダーはアロマの中でも無難よりな香りなので、クセがあるとはいえこの香りがダメという方は少ないと思います。(そもそもお酒にハーバルなものを求めていない方は除く)
安いながらもカーっとくるアルコール感も少なめで味わいがよくまとまっています。

ただ、このアロマの個性をもとにさらにまとまりを良くしたお酒があり、このジンの方向性でストレートをじっくりと楽しみたい方は『虎門ジン ラベンダー』がおすすめです。
ま、美味しいだけあってあちらは5000円するので差別化は十分にできていると思います。
↓過去のレビュー記事

【美峰酒類 クラフトジン歌川 500ml】<530006>   群馬の地酒 ジン リキュール お酒 酒 母の日 プレゼント ギフト 飲み比べ 群馬 贈り物 内祝い クラフトジン 誕生日

価格:1,540円
(2022/3/18 21:51時点)
感想(0件)

↑こちらは飲んだことがないので違いは分かりませんが、安いのでいつか試してみたいですね。

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