産地 アイルランド
製造者 ウェスト・コーク蒸留所
度数 37.5度
価格 1000円程度
ボタニカル ジュニパー、カッシア、レモンピール、オレンジピール、リコリス、アンジェリカ、オリスルート、コリアンダーの葉
公式HP→https://www.westcorkdistillers.com/
概要
通販巨大企業であるAMZONが取り扱っているアイルランド産のジン。
アイルランドは五大ウイスキーの一つ、アイリッシュウイスキーの産地であるために蒸留所がジンを作っているケースもあります。
とはいえ「よく見かける」レベルの銘柄はまだなく、私も含めて探求してみたいエリアのジンです。
話が逸れましたが、このジンを製造しているウェスト・コーク蒸留所はいわゆるアイリッシュウイスキーやジンやウォッカといったホワイトスピリッツも製造しているようで、特にウイスキーは色々なタイプの樽で熟成させているようです。(カルヴァドス樽熟成など)
今回のこのジンは安価で楽しめるジンとなっており、一本が1000円程度、度数も37.5度とデイリージンとして付き合うにはお手頃な価格帯。
高価なクラフトジンが注目される反面、1000円台といった安価なジンもちょくちょく製造、輸入されているのでそちらも注目しており、ジンのスタンダード四天王に食い込んでくる銘柄が生まれるかどうかちょっとした楽しみであります。
注意点
このジンを紹介するにあたって注意すべき点がいくつかあるので記載しておきます。
まずamazon取り扱いということもあり、国内の実際の店舗ではおそらく売っていません。
検索してもひっかかりません。amazonを利用しなければ入手できないということだと思います。
二点目としては、amazonでの表記に一部ミスがあり、度数が27.5度となっている箇所があります。
さすがにわざわざこういうジンを購入しようと思う飲み手の方は大丈夫だと思いますが、基本的にジンは37度は度数があり、このジンも実際に37.5度ありますのでご注意を。
そして三点目として、人工甘味料(アステルパーム)が使用されています。
ジンでこうしたものが使用されているケースは今回初めて目にしましたが、気にされる方は気にされる要素だと思うのでこれもご注意ください。
評価
味わい B
香り B-
入手性 B
コスパ A+
個人的評価 B
味わいは甘さだけのダレた味にならないよう少しの苦味と柑橘系の酸味が感じられます。
パンチは弱いですがトータルしての味はそこまで悪くなく、同じく安価なジンである『ビーフィーター』よりも味わいは引き締まっている印象。ビーフィーターの甘みに対し、こちらはやや苦味が残ります。もちろん好き好きはあると思います。
香りは弱く、アルコールの刺激もありますがほどほどです。この価格帯であればそういうもんだという感じ。
入手性は良いとも言えるし悪いとも言えるちょっとややこしい状態です。
とりあえずamazonによる通販でしか買えなさそうです。
取り扱いを止めたら入手が難しくなるかもしれません。
コスパはジンとしては良好です。
単独でみたときに味わいが抜きん出て優れているわけではありませんが、価格それなりの味わいと甘みと苦味、酸味が楽しめて1000円程度というのは強みと言えます。カクテルベースとしてもガンガン使って行けそうです。
最終的にはB評価として、若干の物足りなさは感じつつもスタンダードジン達に比肩しうると思います。
ただ甘味料使用という点がちょっとひっかかります。
味わいの最終的な調整のためかもしれませんが、ジンのクラフト感を押していくのであれば、材料そのままの味として、情報もひっくるめた上で楽しみたいというのが本音です。
個人的にはラベルは気に入っています。
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↑ウェストコーク蒸留所のウイスキー。カルヴァドスカスク熟成のシングルモルトらしく、機会があれば飲んでみたいですね。
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