Don Julio 70 (70周年記念ボトル)

生産地　　　メキシコ　ロスアルトス地方
製造者　　　ドンフリオ蒸留所
度数　　　　35度
価格　　　　8000円程度(ネットのフリマ、オークションサイトにて）
分類　　　　テキーラ（クリアアネホ）

公式HP→https://www.donjulio.com/en-us/

概要
評価

概要

プレミアムテキーラのメジャー銘柄の一つである『ドン　フリオ』。
熟成期間違いで定番のブランコ、レポサド、アネホは酒屋でもよく見かけますが今回ご紹介するのは「クリアアネホ」という少し変わったカテゴリーです。

私自身がテキーラについてまだまだ経験が浅いので、詳しく説明することはできないのですが、どうやらアネホ程度に熟成させたものを特殊なフィルターで濾過し透明化させている、というものらしく、アネホの味わいを持ちつつもカクテルでも色の縛りを受けずに使用できることがウリだそうです。

この『ドン　フリオ70」は70周年を記念したボトルであり、7000本限定という触れ込みがよく目につき、ネット上でもおよそ8000円程度で取引されているようなので高級ラインのテキーラなのかな、と思っていましたが、あるブログ記事によると実際はそうでもなく現地ではスーパーで4000円程度で買えるものらしいです。
ちょっと贅沢な日常酒的な立ち位置なのでしょうか。

『ドン　フリオ』以外にもクリアアネホにカテゴライズされていそうな銘柄はチラホラ見かけています。

評価

味わい　　　A
香り　　　　B+
入手性　　　C
コスパ　　　B-
個人的評価　B+

味わいに関してはベースがアネホである故に、雑味少なくマイルドな味わい、テキーラの持つ甘さと後味の辛味がシュッと通り抜けて引きずらない。味のクセと深みは通常のアネホの方が感じられます。

香りはそこまで強くなく上品で、かすかにチョコ？のような甘さを感じます。
他の銘柄のブランコや通常のアネホと比較して大人しめの印象。

入手に関しては直接日本には入ってきてないのかな、フリマアプリやネットオークションなどで見かけるものがほとんどです。そうしたサービスを利用すれば購入自体はできると思います。
一応アマゾンにも置いてありますが、13000円程度ととても割高。

コスパに関しては良いとも悪い言いにくい難しい銘柄です。
味わいは良いのですが、アネホのようなどっしり感はなく、ブランコのような生々しいテキーラ感もなく、良く言えば洗練された、悪く言えば長所を拾いにくい感じです。
確かにアネホテキーラをカクテルに使用し、色彩のことまで考えるとなると使いやすいのかもしれません…。

総評としてB+としています。
アネホにしては辛味が感じられ、それを個性と思えるならいいのですが、アネホテキーラに期待する要素とは思いにくく。
味わい自体は悪くないので、たしかに現地価格で購入できるならばコスパ含めて一気に評価が上がりますが、現状8000円出すかどうかという点ではなかなか厳しいかもしれません。

少々ネガティブ目に書いていますが、一定以上の美味しさはあるし、ボトルの出で立ちも存在感あって「いい酒飲んでる感」はあります。他のクリアアネホ銘柄も試してみたいですね。