エル テソロ パラディソ アネホ

ロスアルトス地方

生産地   メキシコ ロスアルトス地方アランダス村
製造者   ドン・フィリペ・カマレナ ラアルテナ蒸留所
度数    40度
価格    9000~10000円程度
分類    テキーラ(アネホ)

公式HP⇢https://www.eltesorotequila.com/

概要

ドン・フィリペ・カマレナ氏によって80年以上前に設立されたラアルテナ蒸留所。
エル・テソロ」はスペイン語で「宝物」という意味で、加えて「パラディソ」は「楽園」を意味しており、『エル・テソロ パラディソ』は高級ラインとなっています
※「パラディソ」と付いていない『エル テソロ』という銘柄があり、そちらはアネホで6000円程度のようです。

最初の二年間をバーボン古樽、次にコニャック古樽で二年間、最後にオーク樽で一年間寝かせてあるそうです。

アガベを搾汁するのにタオナ(石臼)を使用しており、数あるテキーラの中でも未だに使用している蒸留所は数えるほどしかないそうです
公式HPを見ていただくと、ダイナミックかつ人間による手作業感満載の様子がご覧いただけます。

評価

味わい    A+
香り     A
入手性    B
コスパ    A
個人的評価  A+

まず味わいですが、三種類の樽にて合計5年寝かせていることもあり、樽感がはっきりと感じ取れます。テキーラの持つ甘み、苦味、少々の辛味、後味が洗練されたビターチョコを食べたあとのような、わかりやすく「おいしいものを口にいれた」感が残ります。
味の要素が喧嘩したり突出することもなく、甘苦さは感じるけども単に甘いとか苦いとか、そういう単純な味わいでなくそれらが混ざり合って、なにかそういう一つの味が残っている、という感覚です。(私の経験値ではうまく表現できないです)

加えてすごいのがアルコール感のなさです。
テキーラが基本的に38~40度であることが多いにしろ、それでも世間一般的には高度数のお酒です。
それがなんの邪魔をせず、拒否感も抱かず、すっと飲める恐ろしさ。

香りはテキーラの酸味を想起させるもの、梅酒に近いものを少々感じます。
しかし嫌な刺激ではありません。
少したつとウイスキーから感じるような樽香みたいなものも感じられます。

入手に関しては売り切れの店もありますがネットであれば買えると思います。
私は実店舗で購入しましたが、基本的にはあまりみかけません。

コスパに関して、1万円近くするお酒ではありますが、それだけの納得感が得られます。高価格帯ながらも非常にコスパが良いお酒だと思います。

いやあ、ほんとに参りました。
口に含んで笑いが起き、公式HPの動画を見て涙がでてくる。
ほんとにお酒って良いなあと思わせてくれる銘柄であり、テキーラの力を見せつけられた銘柄でもあります。

我が家にはテキーラのアネホがなく、初アネホを何にしようかと迷っていたのですがこれにして正解だったと思います。
同蒸留所の別の銘柄も試してみたいですね。

コメント

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