エギュベル ジン

生産地　　　フランス
度数　　　　40度
価格　　　　2500円程度
ボタニカル　ジュニパー、カモミール等

概要

南仏プロヴァンス、スピリッツやリキュールを製造しているトラピスト会エギュベル蒸留所で作られているジン。
ジン、リキュールの他ウオッカも製造されている。

ジンとしての知名度はそれなりにあり、ビーフィーターといったいわゆるスタンダードジン程ではないにしろ、古い年代の洋酒図鑑にも載ってあるので長らく活躍していたと思われるジン。

特徴としてはアルコール感が少なくフローラル、そして甘み強めのその風味である。

公式？HPを見てみるがこのジンが見当たらず別の銘柄のジンが一本あるのみ。
しかしリキュールはこのジンタイプのボトルが使われているのでかつて製造していたのは間違いないと思うのですが、本当にこの『エギュベルジン』の概要が分からない状態です。
※私の探し方が悪いのかもしれません。

味わい　　　　B+
香り　　　　　B+
入手性　　　　B
コスパ　　　　A
個人的評価　　B+

味わいとして特徴的なのはその甘味。
リキュールのようなダラっとした甘さではありませんが、じんわりと残る甘さがあり、そしてジンらしい苦味があまり感じられないのでなおのことその甘さが強調されます。

香りはフローラルで、強くはないですがいい香りです。
ジュニパーの香りも素直に感じられます。

入手に関しては実店舗、ネット含めて比較的探しやすいジンだと思います。
しかし公式HPで見かけなかったので、もしかしたらもう製造していないのかもしれません。

コスパはかなりいいです。
2000円前半で売っていることが多く、スタンダードジンに比べてちょい高ですがそれらとは明確に違い、個性があるので「男らしい骨太のジン」を望んでいる方以外にはおすすめしやすいです。

ボトルデザインに関してもトラピスト系っぽさがでるステンドグラスのイラストや蝋封の赤い紋章など、値段の割には洋酒っぽさ、見栄え、ストーリーを感じさせる佇まいです。
とあるバーテンダーの方はBarリキュールの定番である『ボルス』の外観が好きじゃないため、こちらのリキュールを使用していました。

総評として、満足度が高いジンです。
ただし香りや味わいがそこまでは強くないため、物足りなさもあったりします。
いろんなジンが飲みたい方には持っていて損しないジンだと思います。