No.3 ロンドン ドライジン

オランダ

生産地   オランダ
度数    46度
価格    3700円程度
ボタニカル ジュニパー 、オレンジピール、グレープフルーツの皮、アンジェリカの根、コリアンダー、カルダモン

概要

ベリー・ブラザーズ&ラッド 社のジン。
英国で最も古いワインとスピリッツ商社とのことですが、ワインは私は門外漢なのでどちらかというとウイスキーのボトラーズの方が馴染みがあるかもしれません。

No.3というのは1698年以来、店舗を構えるセントジェームズ街3番地を意味しているとのことです。
一番目を引くボトル中央の鍵はその店舗の応接室の鍵を象ってます。

知名度としてはタンカレーNo10やボンベイサファイアの上位ラインより劣るものの、ジン好きな間では名前がよくでてくる有名所ではあります。
3000円を超えてくるジンで、使用されるボタニカルが6種類というのは少ないという印象を受けます。(もちろん多ければ良いってわけじゃありません)

評価

味わい    A
香り     B
入手性    B
コスパ    A
個人的評価  A

味わいに関しては甘みと苦味、スパイシーさが喧嘩せず調和しながら並行して感じられます。カルダモンの後味があるにはありますが特定のボタニカルが仕事しすぎない印象です。

香りはジュニパーに少しの柑橘系の爽快さを感じますが全体として香りがそこまで強くないです。余韻は苦味に混ざってカルダモンが残り、そして長居せず去っていきます。

入手性は良くもなく悪くもなく、洋酒をしっかり扱っているところには置いてあります。大手の酒屋さんなら遭遇率高そうですが、ネットで十分買えます。

コスパは良好だと思います。3000~4000円台のジンとして期待に応えてくれるお酒です。

スタンダードなジンを愛飲されている方なら馴染みやすいジンじゃないかなと思います。
ロンドンドライジンとして外れておらず、ボタニカルが忙しすぎることもなく、甘さが出すぎる感じもなく。
香りや味にズバ抜けた個性があるわけでもありませんが、無駄を廃してまっとうにステータスを全体的に高めたジンです。

最後に、ボトルデザインが秀逸だと思います。
私の中でジンと言われてパっと浮かぶものがボンベイサファイアとタンカレー10とコレ。
部屋のインテリアの一種として映えるボトルで、とても気に入っているボトルです。
最近リニューアルされて若干デザインが変わっていますが、タンカレー10ほどの変更じゃなくて一安心。

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