産地 スロベニア
製造者 不明
度数 40度
価格 4500円程度/700ml
ボタニカル ジュニパー、ジンジャー、コリアンダー他不明
公式HP→https://www.onekeygin.com/
概要
スロベニア産のジンです。
としか言いようがないほど、お酒そのものの情報が少ないジンの紹介です。
このジンに関しては公式HPを見ても基本的な情報が全くありません。
販売サイトを見てかろうじて使用されているボタニカルの一部が分かったくらいです。
ワンキージンの特徴
このジンに関して最大限かつ唯一のキャラクターは「ボトルデザイン」にあると言っていいでしょう。
ジンもボトルデザインに関しては比較的個性派揃いではありますが、あくまでもカラーリングやラベルが違う程度ということが多く、他スピリッツに比べてデザインの方向性は決まっているように思います。
このワンキージンの外観はどちらかというとウォッカにありそうなデザインです。
丸みが一切ない四角柱、クリアーなボトルカラー、シンプルすぎるラベル。
酒屋やBarじゃないところで見るとそもそもお酒かどうかすらわかりません。
外観同様に重要な要素がこのジンが「鍵を使って蓋を開けないと飲めない」という作りになっているという点。
ワンキー=one keyということですね。
どうしたらこういう発想がでてくるのかは分かりませんし、それがプラスに作用してるかどうかも分かりません。
しかし現状、「鍵を使わないと飲めない唯一のジン」という良くわからない唯一無二の称号を獲得している点はまったく効果がないわけではありません。
現に私がこうして購入しているのですから。
上写真のように鍵(金属片)を差し込んで回して蓋を開けます。
非常に注ぎにくい作りです。
でも、造り手もそこは分かっててやってるでしょうし、デザインを優先したのでしょう。そこまでするのもなかなか珍しいかもしれません。
評価
味わい B+
香り B+
入手性 B
コスパ B
個人的評価 B
味わいに関してはハーバルな属性が強いジンです。
ハーブ系の苦味とゆるめの甘さが並走しており、味わいは強くなく、アルコール感も大人しい感じ。
ジンとして楽しめるし味は悪くないですが、甘みと苦味が程よく絡まりきってない印象も受けます。
香りはそこまで強くはありませんが、やはりハーブ系の香りと甘みを感じます。
入手に関しては実店舗はなかなか置いてないんじゃないでしょうか?
専門店か個人酒屋の売れ残りをもしかしたら見かけるかもしれません。
ネットではまだ買えます。
コスパに関しては可もなく不可もなく。
4000円クラスのジンとしては物足りなさと、もう少し全体的なまとまりが欲しいと思えるところが少しあります。
最終的にB評価としています。
味は楽しめるのですが外観ほど強烈な個性は持っていません。
味以外の欠点が多く、「注ぎにくい」「液だれしやすい」「持ちにくい」という取り回しの悪さが目立ちます。
まあ、そこをかなぐりすてて外観にステータスを全振りしてるようなジンです。
とはいえこのジンの外観に惚れて探していたのですが、地元で発見するも6000円もするし、いつから店先に置かれていたのかも分からないので足踏みをしていたのですが、ツイッターでワケありながらもセール販売のお知らせを受けて購入に至りました。
結構ネガティブなこと書いてますが、私個人の愛着度という意味では上位に入るジンです。
コメント