アブエロ 12年

パナマ共和国

原産国   パナマ共和国
度数    40度
価格    3000円程度
分類    ダークラム
輸入代理店 リードオフジャパン

概要

パナマ国内最大規模の蒸留所が作る銘柄で、オーナーは現パナマ大統領一家であり、「アブエロ」というのはスペイン語で「祖父」を意味し、創業者の愛称だったとのこと
※『ラム酒大全』より

アブエロの生産ラインは2つあり、一つは乾期に生産するサトウキビジュースを原料とするアグリコールラムで、二つ目は雨期に生産する糖蜜で作るトラディショナルラム。
この2つをブレンドして熟成させ、『アブエロ』は生まれるわけで、こうした製法は珍しいことだそう。

熟成は200リットルのホワイトアメリカンオークで行い、樽に詰める前にリチャーを施すがその際の度合いは秘密であるとのこと。

地元の酒屋で残っていた一本を購入したのですが、実店舗で売っているのをそんなに見かけない銘柄ですね。

評価

味わい   A
香り    B
入手性   B-
コスパ   B+
個人的評価 B+

味わいに関して、穏やかな甘みと遅れて弱めの苦味が残ります。
アルコール感はそれほどなく、ダークラムですがそこまで重くない印象です。
優しい砂糖の甘みが主体です。

若干の薬品臭と黒糖の控えめな甘い香り。
強烈なクセといったものはありません。

入手性ですが結構あるようで意外と見ない銘柄ですね。
ネットなら買えますが値段の幅がそれなりにあります。

コスパは良好だと思います。
3000円で12年となると他酒でいうところのスコッチシングルモルト12年(グレンリベット、グレンフィディック)との競合になりますが、ウイスキーというジャンルに比べたら好みを外した感が少ないかもしれません。
ラムが飲めるなら最初のラムとして悪くない選択だと思います。

個人的評価はB+としています。
飲みやすいですが日頃愛飲している『ディプロマティコ』と比較して甘み、苦味が一回り大人しくなった印象を受けます。
好みの問題ですし、甘い部分だけの評価でしたらこちらのほうが美味しいとさえ思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました