原産国 ベネズエラ
輸入者 ラールアルコル合同会社
度数 40度
価格 3000円程度
分類 ダークラム
概要
1959年創業、ベネズエラのウニダス蒸留所で作られているラムです。
材料として糖蜜のみでなく、サトウキビジュースを煮詰めたものも使用しているとのこと。
蒸留器を三種類使用し、「ライト」「セミヘビー」「ヘビー」の三種類のタイプのラムを製造し、ブレンドすることで『ディプロマティコ』は作られているようです。
「ディプロマティコ」というのはスペイン語で外交官を意味し、 19世紀にカリブに平静と秩序をもたらした伝説的な政治家(外交官?)に敬意を表して命名してあるそうです。
評価
味わい B
香り Bー
入手性 Aー
コスパ B+
個人的評価 B+
最初に濃ゆ目のビターチョコのような甘さがやってきたかと思えば、次には苦味、そして舌には穏やかなスパイシーさと甘味が残りますがそこまで尾を引きません。
香りはそこまで強くなく、バニラの甘さが少々、木っぽさとレーズンのような香り。
口に含んでも鼻腔を抜けるのはウッディな香りがじんわりと。
入手に関しては大手リカーショップが扱っていたり、一部スーパーでもみかけたりと悪くありません。
甘みが控えめ、ウイスキーのようにじっくり飲むタイプのラムだと思いますので、3000円くらいでちびりちびりと飲むにはコスパはいいほうだと思います。
個人評価として値段相応かそれよりちょっと良いくらいのラムだと思います。
ラムは4大スピリッツの中では味幅が広めのお酒だと個人的に考えており、世界各国で作られており産地ごとの特徴があるお酒でもあります。
故にこれ一本で「ラムはこういうものだ!」と語るには難しく、好みやシーンで使い分ける必要があり、好みが一致すれば値段以上の満足度が得やすいお酒です。
私個人としては、このラムは甘すぎず、とはいえラムっぽい甘みと苦味を楽しめ、香りは控えめであることからウイスキーが好きな方にもおすすめしやすいんじゃないかなと。
私も経験値が足りず、産地特性や傾向を踏まえて語れるといいのですが、まだまだラムという大海原の波打ち際でくるぶしを濡らしながらキョロキョロしている状態ですので、今後も探求していきたいと思っています。
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