産地 日本(鹿児島県)
製造者 本坊酒造株式会社
製造地 マルス津貫蒸留所
度数 55度
価格 5000円程度/495ml
ボタニカル 米、米麹、ジュニパーベリー、金柑、柚子、緑茶
檸檬、辺塚橙、けせん、月桃、紫蘇、生姜
概要
国産クラフトジンにおける代表銘柄の一つ、『和美人』。
焼酎だけでなく様々な国産洋酒を手掛けている本坊酒造さんが作り出した『和美人』の数量限定品で、今回はジンをウイスキー(津貫エイジング物で1年8ヶ月)樽とラム(プランテーション5年バルバドスで1年2ヶ月)追加熟成したものをブレンドしているとのことです。※武蔵屋さんのHPより
『和美人』は定期的に限定品、派生品が登場しており、ジュニパー強化品だったりダマスクローズを使用したものだったりと、様々な試みが行われています。
基本的にはそれらの価格帯が通常品と比べてそこまで高くないので、ジン飲みとしてはありがたいと思っています。
評価
味わい A
香り B
入手性 C
コスパ B
個人的評価 B+
味わいはハーバルな苦味が主体的であり、苦味に慣れた頃にボタニカルの柑橘っぽさ、ラム由来なのか優しめの甘み、ウイスキーで感じられる後味を楽しめる。
度数は55度と高いですが、雑味は少ないです。
逆に味わいは複雑でわかりにくいかもしれません。
香りは通常のジンに比べ木っぽさを感じますね。
それをジンに求めるかどうかという点では微妙なラインで、個性とするほど香りは強くありません。
入手に関しては今現在(R3/2/13)であればネットでもまだちらほら見かけます。
しかし数が多くないので来年以降の購入は難しくなっていると思います。
ただし本坊酒造さんは精力的に『和美人』の派生商品を作っているので、好みの仕上がりの作品がでたときに買ってそれを楽しめば良いのではないでしょうか。
コスパは限定品ということもあり、500ml程度で5000円なので高すぎるというほどではありませんが、このジンの好みに合わなければ満足度は下がりやすくなるでしょう。
また万一好みの味だとしても、毎年作られるわけではなさそうなので、そのときそのときの出会いでしか楽しめない点も普段飲みとしては難しいかな。
総評としてはB+としています。
ラムとウイスキー樽で熟成させているのは面白いのですが、色々な要素が合わさって分かりにくさにつながっているかもしれません。
味わいは強く雑味少なく、じっくり飲むのに向いているジンです。
あるジンビギナーに飲んでもらったところ、「甘みを感じるし、旨味が濃くて飲みやすい」という感想をもらいました。
好みの問題もあるかもしれませんが、味そのものの強さが魅力となっているようです。
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