生産地 スコットランド （アイラ）
度数 43度
価格 4500～5000円程度
分類 スコッチ・シングルモルト
仕込み水 サーネイグ川
概要
マッカラン、ボウモアと並んでスコッチを代表するシングルモルト。
一番スタンダードな商品であり熟成期間は最低10年のものですが、他の10年や12年物と比べて少々お高めの5000円。
並行輸入品ですともう少し安く買えますが度数が違う（40度）ため味が少し違います。
ラフロイグのことをもう少し書きますと、スコッチにおける生産地区分の一つである「アイラ島」にある蒸留所の一つで、同じくアイラ島にあるボウモア蒸留所も有名です。
ラフロイグはイオンなどにも売ってある目にしやすいお酒です。
蒸溜所は1815年にドナルド＆アレクサンダー・ジョンソン兄弟によって創立。
チャールズ皇太子の御用達であり、モルト蒸留所として初めてプリンス・オブ・ウェールズ御用達を認定されました。
モルトウイスキーとしてもっとも個性的なのは、「好きか嫌いか」と言われるような強烈なピート（泥炭）香。
蒸留所の近くで取れるピートを海の側で乾燥させており、そうした工程がラフロイグに際立った特徴を与えているのだと思います。
ちなみにラフロイグはゲール語で「広い入り江の美しい窪地」という意味らしく、日本語発音でいうところのたった5文字にそこまでの風景描写が入るというのは、なんかすごいですね。
評価
味わい A
香り A（但し、かなり好みに左右される）
入手性 A
コスパ A
個人的評価 A
味に関して、最初は慣れていないと強烈な香り（俗に言われる正露丸の香り）に押されてしまいますが慣れると苦味とともに上品な甘さが感じられます。
煙たいお酒だと言われがちですが、実際は甘めのお酒だと感じています。
香りは正露丸と評されるヨード香が支配的。
飲んだことがないうちは「正露丸の香りがするのって飲み物として大丈夫なの？」と思っていましたが大丈夫です。慣れます。
そうなるとこの香りが心地よく感じられるから不思議です。
入手性は良い方です。
イオンといった大型デパートやスーパーでもそこそこ見かけます。
今の所、買えないという状況にはありません。
コスパは香りが受け付けられるか、という点がどうしても付きまといます。
好みにヒットするならコスパは良好だと思いますね。
あまり同じ酒を買わない私ですが、『ラフロイグ10年』は必ずストック。
まとめとして、好みにあうなら非常にオススメしたいお酒の一つです。
晩酌での満足度がとても高いです。
ストレートだけでなく、ハイボールも美味しくいただけます。
しかし合わない人は合わないようで、地元の某アジアン料理店ではこの『ラフロイグ10年』がショットで飲めるんですが（変わってなければ600円！）、店長曰く興味本位で頼まれるけど残す人もいると言っていました。（女性の方に多いとのこと）
なので誰でも彼でもおすすめできる万能性はなさそうです。
私にとっては自身のウイスキー道の灯りを灯した銘柄ですので、今後も死ぬまで添い遂げるお酒だと思っています。
※ちなみに並行輸入品（40度）を最近飲みましたが、やはり味わいが違いますね。度数が低い分飲みやすいですが、ラフロイグの強い部分もちょっと落ちている印象を受けます。下位互換とかそういうわけでなく、単なる違いだと私は感じます。
コメント