響 17年

ジャパニーズ

生産地   日本
製造    サントリー
度数    43度
価格    12000円(希望小売価格)※現在休売中
分類    ジャパニーズ ブレンデッドウイスキー

概要

ジャパニーズウイスキーの最高峰『響』の17年熟成品。
1987年に初めて発売され歴史を刻みはじめた『響』シリーズ。
その最初の『響』がこの17年であり、その当時は17年表記がなかったのこと。
サントリーの創業90周年を記念したものでもあり、同社にとっても様々に意味のある銘柄だと思うのですが現在は休売中です。

現在のラインナップは熟成表記なしの以下の状態です。

・『ジャパニーズハーモニー』
・『ブレンダーズチョイス』※業務店向け販売
・『響21年』
・『響30年』

休売ということもあり、現在は12000円での購入はほぼほぼ不可能になっており、オークションサイトなどで三倍以上の値段がついています。
三年前はちょっとしたスーパーでも稀に売れ残っていたのですが、ここ最近の値段の変遷には驚かされます。

響17年との思い出

私が意識してお酒の飲酒や購入を始めたのがだいたい4年前でした。
最初はジンやリキュールをよく買っていたので購入額もたいして大きくなく。
一番目、5000円の壁をやぶったのが『ラフロイグ 10年』でして、

「高けりゃいいってもんじゃないんだろうけど、でもこれはおいしいなあ」

1000~2000円のお酒を飲んできた私にとって、『ラフロイグ10年』は特別なお酒でしたが、逆にそこを超えるお酒は私にはちょっと背伸びしすぎだと考えていました。
一万円超えるお酒は手軽には買えないので、おいしくてもリピートができません。
しかしBarでちょくちょく1万を超えるボトルをショットで飲むようになり、

「高いものは高いだけの理由があるなあ」

と思うようになりました。
ウイスキーにも足をツッコミ、『ブラックニッカ ブレンダーズスピリット』がどうやらおいしいとネットで情報を仕入れ、スーパーに買いに行くとそこには『響17年』と『響21年』が希望小売価格で置いてありました。
ジャパニーズウイスキーの長熟物が品薄になってきているとは知っていましたが、まだまだ私にとって高い買い物でしたので一旦見送りました。
(普通のスーパーなのに万超えのお酒がいくつか置いてある不思議な店です。シロックやらドンフリオやらが置いてあるスーパーなんて県内で恐らくそこだけだ)

ずっと気になっていたのですが、それから数ヶ月たっても売れてる様子がなく、スーパーのポイント5倍デーに合わせてとうとうお迎えすることになりました。
私の初の1万越えのお酒は『響 17年』であり、『ラフロイグ 10年』とともに想い出深いお酒であります。

都会の高級路線のスーパーでなく、地方の普通のスーパーで購入できたことはラッキーだったと思います。
飲みきったら買い足したいですが、今のネット価格では流石に無理ですね……。

評価

味わい    A
香り     Aー
入手性    C
コスパ    C
個人的評価  A

アルコール感はかなり少なく、レーズンのようなじっとりした甘みと酸味。
舌に残る甘みが優しく、穏やかに消えます。
味がまとまり上品な甘さが感じられ、単純においしいですね。

香りは強烈ではないがウッディさが前面にあり、単純な「いい香り」とは少し違う。
梅酒のような香りが少し遅れて感じられます。

入手性に関しては見かけるだけなら簡単です。
ネットでも容易に見つけられます。
ただし残念ながらプレ値になっています。(4万ちょっと)

希望小売価格であればコスパは悪くないですが、現状ではほぼ難しいです。

まとめとして、日本を代表するブレンデッドウイスキーとして納得の味わいです。
時々とりだしてちびちび飲んでいるのですが、気がつくとなくなってしまう飲みやすさと優しい味わいです。
プレ値で買うほどではありませんが、興味がある方は良心的なBarでショット飲みするのが一番コスパが良く、これの代替品を探すのもの面白いと思います。

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