生産地 スコットランド アイラ島 ボウモア蒸留所
度数 40度
価格 3000円前後
分類 スコッチシングルモルト
輸入者 サントリー
概要
ゲール語で「大いなる岩礁」の意味を持つボウモア。
アイラ島に現存する最古の蒸留所で、1779年に地元の商人が創業。
1994年にサントリーが買収しており、その影響もあってかスーパーやデパートといったところでもよく置かれている銘柄です。
アイラ島産のウイスキーは個性が強いものが多いが、ボウモアは強烈さと穏やかさの中間的な味わいと言われています。
すべてではないものの、フロアモルティングを自社で行っていたり、熟成庫が波に打ち寄せられそれが味わいに影響しているものがあるといった特徴があります。
評価
味わい B+
香り B+
入手性 A
コスパ A
個人的評価 A
味わいはスモーキーさに加えてビターチョコのような甘苦さ、少々のしょっぱさも感じます。後味に残る甘みとしょっぱさが私個人はそこまで好きでないのですが、一口目の優しい甘みはとても美味しいので悩ましいです。
香りはスモーキーさに並んでハチミツのような甘さがあります。
『ラフロイグ』の強烈さに比べて、好まれやすい香りの要素が多いため、香りで言えばこちらのほうが受け入れられやすいと思います。
入手に関しては非常に容易で、スーパーはもちろんドラッグストアでも扱いがある場合があります。
他メジャーな銘柄、『ラフロイグ』『マッカラン』よりも置いてある印象なのでこの12年に関しては買うのは難しくないと思います。
コスパで考えると、アイラの蒸留所のオフィシャル10~12年がどれも4000円を超えてくるので、3000円台に押さえてあるこちらのコスパの良さが光ります。
そしてどこにでも売ってて、安いながらもしっかりしたアイラっぽさ、味わいがあるためアイラのシングルモルト入門としては手を出しやすいんじゃないかなと思います。
個人的評価としてAをつけています。
味わいでの後味は私の好みではなかったですが、嗜好性の問題です。
雑味があったりアルコール感が強すぎるといったことはなく、きちんと美味しいウイスキーだと思います。
香りの良さとスモーキーさの中にある甘みは素晴らしいと思いますし、これが3000円ちょっとなので、価格に対する満足度が高いといえるウイスキーの一つじゃないでしょうか。
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